インタビュー

【体験談】業務改善経験を活かしてエンジニアへ、いつかは地元に貢献したい

投稿日:2022/12/16

【体験談】業務改善経験を活かしてエンジニアへ、いつかは地元に貢献したい
I.Hさん

I.Hさん

大学卒業後に保険会社の営業として勤務し、その後転職して大手事業会社の総務部で業務効率改善に携わっていたHさん。
入社8ヶ月で2つのプロジェクトを経て、現在は大規模公共LANシステムをクラウドに移行するビッグプロジェクトに携わっています。

安定した環境を飛び出して、やりたいことに挑戦

Hさんは大手事業会社の総務部で勤務されていたのですよね。未経験の状態からエンジニアになろうかなと思ったきっかけを教えてください。

前職の総務部では、それぞれの業務をそれぞれで効率化しようという考えがありました。私が関わっていた顧客管理業務も集計などを自動化できないかと考えて、社内の情報技術部に自分から連絡してこういうことがしたいとお話をしました。すると外部のベンダーさんをご紹介いただいて、エンジニアさんとやりとりをしながら顧客管理システムを導入し自動化することができました。

それによって1日2,3時間あった残業が必要なくなって、業務を効率化するシステムってすごいな!と魅力を感じました。その時は要件定義など上流工程のことしかやっていなかったのですが、実際に自分でも手を動かしてそういうシステムを作れるようになれたらいいなと思って転職を決意しました。


ご自身でかなり積極的に動いていらっしゃったんですね。

私自身もルーティン作業が嫌で、「これにこんなに多くの時間をかけているのはバカバカしいなぁ…」と思っていました。これで残業するよりも、効率化してプライベートの時間を充実させたいと思い積極的に取り組みました。

転職をしようと思ってからすぐ動き出しましたか?

すぐではなかったですね。前職を辞めたのが2022年の3月末で、転職についてはその1年くらい前から悩んでいました。エンジニアに興味は持ったものの未経験で知識は全くないのと、正直なところ年齢も気になっていました。当時26歳で、この年齢から未経験職種で業界も変えることへの不安があったんですよね。

前職は生活に欠かせないライフラインを取り扱う大手だったので、今後も安定して働けるだろうしそれなりにお給料ももらえるだろうという状況で、それを捨ててまでチャレンジをするべきかというのはすごく悩みました。

求人は退職の半年前くらいから見始めていましたが、自分で企業を選んでよいのかな?という迷いもありました。実際に転職サイトに登録してネクストキャリアを利用し始めたのは1月頃からだったと思います。

自分の希望を的確に言語化してくれた

転職サイトに登録すると数多くのエージェントや企業からスカウトメールが届くかと思います。その中でもネクストキャリアを選んだ理由は何だったのでしょうか。

まずはエンジニア特化というところが大きかったのと、メールの文面が「未経験でもエンジニア転職にチャレンジできる」という旨の内容で、実績もあるようだったのでお願いしてみようかなと思いました。

そもそも私は転職エージェントのこと自体もあまりよく分かっていませんでした。スカウトメールも企業からのメールだと勘違いしていたんですよね。

1度別のエージェントさんに連絡を取ってみた時に、転職エージェントというものがあることとその仕組みについて初めて知りました。

そのエージェントさんは使わなかったのでしょうか?

そうですね、電話がかかってきて対応されたのですが、正直あまり印象がよくなくて…(笑)ここにお任せするのは違うかなと思いました。電話越しだったのですが、何か別のことをしながら片手間で電話をしているのを感じてしまって、私ももともと営業でお客さんと連絡を取る立場にいたので、それが分かってしまったんですよね。ちゃんと向き合って話されていないなという印象だったので、そちらはその後は利用しませんでした。

それがあった後にネクストキャリアから電話が来て、電話越しでの印象がすごくよかったので話してみたいなと思って面談を設定しました。

ネクストキャリアを使ってみて、転職活動にあたってここが助かったなというところはありましたか?

業界未経験で面接対策がとても不安だったので、それをお伝えしたところ「面接準備シート*」で対策をしていただきました。

*面接準備シート
面接の対策をするためのシート。 ネクストキャリアの転職支援ではこのシートを使って経歴や志望動機、今後のキャリアプランなど深く掘り下げをしながら、面接時のあらゆる質問に対応できるように徹底して準備をします。

このシートを何往復かしながら作っていきましょうということで、本当に毎回毎回丁寧に添削していただきました。私は言語化が得意じゃなかったのですが、返ってくる添削内容が「あー、そうだ、私はこういうことを伝えたいんだ!」と思えるもので、私のことを分かってくれてるなと感じました。こうした形で面接対策ができて本当によかったと思います。

言語化に苦労したのは、具体的にはどのような部分でしたか?

掘り下げていって言語化できたのは、業界の志望動機と、いろいろな職種がある中でなぜ開発なのか?というところでした。私自身も具体化できず、当たり障りのないテンプレートのような文章しか書けなかったんですよね。

面接対策シートを使いながら、「なんでそう思ったのかもう少し深掘りしてください」とか、「お話していると、Hさんはこういう理由でこの業界を希望されていると思うのですが、それであっていますか?」というやり取りをしながらピンとくる言葉で具体化してくださるので、志望動機もうまく書けるようになっていきました。

面接準備シートでの対策がうまくいっていたのですね。実際の面談でキャリアアドバイザーと話をするのはいかがでしたか?

お話する中でも学ぶことが多かったです!週1回は面談をしていただいていて、毎回自分の中で「着実に転職に向けて前に進めているな」と前進を実感できたので、精神的にもありがたかったです。

業界が違うので面接でどんなことを聞かれるのかというところは不安でした。あとは未経験からIT業界に転職する人たちのインターネット上での口コミや体験談を見ていると、1年くらい勉強をして自分でポートフォリオを作ったという方も多かったんですよね。

知識がない中でポートフォリオを作った方がいいのかなとか、転職を先延ばしにして学習期間を取った方がいいのかなとか、自分ではいろいろ悩んでしまっていました。でもそうすると年齢が上がっちゃって、チャレンジしにくくならないかなとか…。

そうして悩んでいたところ、キャリアアドバイザーさんに「勉強しているという意欲を見せること、この業界でやっていきたいという強い思いがあれば大丈夫ですよ」と教えていただいてとても安心しました。

ポートフォリオなどはない状態だったということですね。ご自身で学習はされていましたか?

最初は本を買ってちょっとずつやっていたのですが、全然わからないな…となってしまって絶望しかけていました(笑)それも面談の時に相談したら学習サイトの提案**をしてくださって、アカウントを発行してもらえました。実際にやってみるとすごく分かりやすくて、本ではわからなかったことがどんどん理解できたのでとてもよかったです。

**学習サイトの提案
ネクストキャリアでは学習用の有料アカウントを無料で提供できます。 金銭的な自己負担なく学習に取り組むことができますので、ご希望の方は面談時にご相談ください。

女性も働きやすい職場でビッグプロジェクトに参加

複数の会社を受けられて、今の会社を選んだ際の決め手は何だったのでしょうか。

代表が女性で、その方がずっと面接をしてくださっていました。こちらが不安に思っていることを質問した時、1に対して10のご回答を返していただけるような方だったので、その方が代表というのがすごく信頼できるなと思って決めました。

他にも内定は2社出ていて、最後にすごく悩んだのは研修の有無でした。他の会社さんは3ヶ月〜半年位研修がある一方で、私が入社したところは研修がなくて、すぐに現場に入るという会社だったんですよね。

未経験でしたし研修があるところがいいに決まってる!と思っていたんですけど、そこを相談した時に、「いや、実際に自分で手を動かして現場で働きながら吸収するのは、自分で学習するのと吸収度がぜんぜん違う」とお話しいただきました。

私としては開発の現場でいち早く戦力になりたいという思いがあったので、半年間座学で研修を受けるよりはすぐに現場に行ってその半年分現場を見ることに時間をかけたいと思ったのも、今の会社を選んだ決め手でした。

ではいきなり現場だったんですね。大変なことはなかったですか?

私も最初はすごく不安だったのですが、入ってみると皆さん優しく教えてくれるので特に苦しんだり、困ったなって思うことはあまりなかったです。

1つ目は電機メーカーの現場でした。まずはカメラのテストをするチーム、3ヶ月くらい経ったらそのカメラで撮ったもので動画作成をするウェブサービスのチームに移りました。

10月から現在は大規模公共LANシステムをクラウドに移行していく現場になりました。今の方が前の現場より、私がイメージしていた開発の現場という感じがします。忙しくて大変な現場ではありますが、そのくらいのビッグプロジェクトの中に私が入っているんだと思うと嬉しい気持ちもあります。

前職とは規模が全然違うと思いますが、そのギャップを感じることはありますか?

福利厚生はぜんぜん違いますね(笑)でもネガティブなのはそれくらいで、30人くらいの小さな会社で人もどんどん入ってくるわけではないのですが、忙しい中でも手厚く教えてくださいます。勉強会を開催してくださったり、未経験の私にも積極的にお声掛けしてくださる方ばかりで、代表との距離も近いですね。

福利厚生で言うと、そもそも年収もだいぶ下がっていると思うのですが、そこに迷いはなかったのでしょうか?

そうですね、150万くらいは下がっています。正直迷いはあったんですが…。前の会社では、私はその時こそお金をもらえていたのですが、今後もし結婚して出産してとなると扱いがあまりよくなくなるだろうなというのは働いている中で感じていました。

産休や育休取って、その後昇格・昇進している方っていなかったんですよね。昇進している女性は独身でバリバリ働いている方だけでした。男性が多い職場で、男性が有利というところもありました。だから長く働くのは厳しいかなと思いましたし、今はいいけど子供を産んで、その後辞めて転職となるとより難しくなるだろうから、今転職に向けて動くしかないなと思いました。

ネクストキャリアには転職後も1年間は無料でキャリアサポートのための面談を受けられる「Start Support」というサービスがあります。このサポートって実際どうなんでしょう。あって助かっているのか、ないならないでも別に問題ないようなものなのか…

いや、だいぶ助かっていますね。本当に最初は右も左も分からなくて、最初現場入ってすぐの1ヶ月はこのままで本当に大丈夫かな?とかいろいろと精神的に不安なところがあったんです。

そこをStart Supportの初回の面談で話したところ「最初はみんな不安だし、そういう経験を経て、皆さん開発エンジニアになっていく」という風に、自分の中にストンと落ちる説明をしてくださったので、不安も解消されて最初の案件もそれ以降は不安なく働けました。

普段私も、あまり友達に仕事の悩みを話すことがないので、そういう不安を素直に伝えられる存在がいるのはすごくありがたかったです。職場の人にすべてを話せるわけでもないので、月に1回フランクに仕事の話をできる場ってなかなかありませんしね。

面談の中では現在の業務内容と、学習状況、あとは雑談もしています。あと話しているだけだと内容を忘れることもありますが、お話した内容をレポートにして届けてくれるので、次の一ヶ月私はこうすべきなんだっていうのが分かって、振り返りしやすいですね。いつもキャリアアドバイザーさんのコメントをとても楽しみにしています。

プライベートも充実させ、いつかは地元に貢献したい

これから実現していきたい将来像などを教えてください。

子供を産んで育てながらもしっかり安定して働きたいですね。あとは私は地元が沖縄なのですが、沖縄で働いている友達や家族の話を聞くとIT力が東京と全然違うと感じます。

そんな業務で残業してるのか…と思うことも結構ありますし、まさに前職の私のような状態の方がいっぱいいるので、私がシステムを作ったりアドバイスをしたりして改善の役に立てるといいなと考えています。

それこそ拠点を東京から沖縄に移さなくても地元に貢献できると思うので、それができるように今の職場でどんどん経験を積んでいこうと思います。


将来を考えて安定の大手企業から転職し、忙しい開発の現場に対しても、大きなプロジェクトに自分が関われている喜びを感じてお仕事をされているHさん。

かつての自分のように事務作業で多くの残業をすることがまだまだ多いであろう地元企業の人に貢献したいという想いを持って、ご自身のライフとキャリアを両立させるように積極的に取り組まれる姿勢が印象的でした。

Hさんがお話されていた「ポートフォリオがあった方がよいのか?」「この年齢でキャリアチェンジできるものなのか?」というのは、未経験からのエンジニア転職をされる際に同じようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

Hさんのようにエンジニアへのキャリアチェンジを実現したい方は、ぜひ下記から会員登録をしてキャリア相談にお申し込みください!

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